研究Research
生命医科学コース分子細胞病理学研究分野ホームページ
スタッフ
- 教 授:前田 大地(人体病理学、ゲノム病理学、婦人科腫瘍学)
- 准教授:堀江 真史
- 助 教:伊藤 信行(人体病理学、循環器病理、実験病理学)
主な研究テーマ
- 次世代シーケンスによるがんや肉腫の背景遺伝子異常の同定と組織形態との対比
- 正常上皮に存在する変異細胞集塊の生物学的意義の解明
- Non-mass-forming clonal expansionによって定義される疾患の探索
研究の概要
病理組織形態学をベースとして、全身諸臓器の疾患を対象に研究を行っています。手術や生検などによって採取されてくるヒトの病理組織検体、そして剖検検体にはすさまじい量の情報が詰まっています。疾患の成因に直接関わるものをはじめとして、根源的な生命現象を紐解く端緒となりうるものまで、探索対象は実に多様です。病理医、病理学者の強みを活かすという点では、組織形態の変化や異常を切り口としてアプローチするのが正攻法ですが、次世代シーケンスをはじめとする種々の先端技術を活用することで、組織形態観察のみでは取得困難な知見が得られます。我々は新たな技術、解析法を積極的に導入し、病理学を発展させていきたいと考えています。